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明日プエルトリコ島を出発するため、最終準備段階にいるオズワルド・リオスにとって、ここ数日、一日が24時間ではとても足りなかった。10年の留守の後、まる一年間を故郷で過ごした俳優は、新たな仕事のシーズンに入る準備を整えた。
今回始まる、少なくとも一年半はかかるとみられる企画は、『ペカード・モルタル』と『ラ・ムエルテ・エン・ビーダ』である。
『ペカード・モルタル』はテレビサ制作のテレビドラマで、『ロス・リコス・タンビエン・ジョーラン(金持ちもやはり泣く)』や『インペリオ・デ・クリスタル(ガラスの帝国)』、『コラソン・サルバッヘ(野生の心)』などで成功を収めたカリダー・ブラボ・アダムスにより書かれた。リオスがディエゴ役を演じるこのドラマは、他にアルナルド・アンドレ、ヴィクトリア・ルフォ、フェルナンド・コルンガ、レティシア・カルデロン、セサル・エボラなどが出演する。
「このプロジェクトで私は、さいしょの15回の主役級の役での特別出演を依頼された。物語は三十年前に遡り、私はさまざまな謎を解きあかしていく役柄だ」興行のインタビューで俳優はこのように語った。
メキシコで3月に放送開始されるこの番組は、メキシコシティと、チアパスのサパティスタ民族解放軍の活動地域の近くで、撮影される予定だ。「ゲリラ戦士達との知り合い、何が蜂起の原因については、かなり深く流れを追ってきたつもりだが、新聞でそのことについて読むだけでなく、直接彼らと話すことにより、その状況が見えてくると思う。ヴィエケスの場合と同じで、報道からも多くのことを読むことは出来るが、私の場合は個人的にヴィエケスを訪れ、プリエト・ヴェントゥーラやアルバ・エンカルナシオンのような人々と話すまでは、よくわかっていなかった。彼らは心から私に語ってくれたし、本当にあそこで私は、何が彼らの望む真実なのかを理解することができた」。
この仕事は30から35日にわたり、その後、リオスが数年前主役を演じた、『ラ・ビウダ・デ・ブランコ』の作家、フリオ・ヒメネスによる連続ドラマ、『ラ・ムエルデ・エン・ビーダ』の撮影のため、コロンビアに向かう。このドラマは、『ラ・ビウダ・デ・ブランコ』と作者が同じというだけでなく、同じ制作会社R.T.I.により作られ、配役もよく似ている。主役はスサーナ・トーレスで、敵役は『ラ・ビウダ・デ・ブランコ』でヒロインを演じたマリア・エレナ・ドウェリングである。
この作品で彼が演じる役柄は、ウーゴ・デ・メンドゥーサ、独身で金持ちの若者で、カタプレプシーの症状に悩まされている。この病気は、患者が死んだも同然の植物状態になる症候群である。「つまり、24時間ばかりの間、臨床的に死んだとされる状態になる。物語は彼が生きたまま埋葬されるところから始まる」と彼は語る。
ヒメネスの作品でとても特徴的なのは、恋愛が物語の中心要素ではなく、マジックリアリズム、サスペンスそして難解なテーマに満ちているということだ。「彼はコロンビアのテレビ界のガブリエル・ガルシア・マルケスといわれている」と教えてくれた。
しかし、リオスはプエルトリコで今回の滞在中に成し遂げた仕事に、とても満足して旅立つ。『ロス・イーホスウ・デ・ナディエ(孤児たち)』と『ウナ・パシオン・エン・エル・エスペホ(鏡の中の情熱)』、テレビドラマ『デスプエス・デル・アディオス(さよならの後)』、『美女と野獣』を演じた。「この、プエリト・リコへの回帰、友人達や私の家族、何年も会っていなかった同僚やアクターたちや、プエルトリコの業界との再会の期間は、1991年にやり残したことを成し遂げることができて、とても実りあるものだった。たくさんの若い才能ある人材を見ることができ、とてもポジティブな印象を受けたし、そのことは私に多くの希望をあたえてくれる」と述べた。
リオスは初めて2年間住んだ時とは違い、今回はもっと適応しやすいだろうと考えている。もう友人達もいるし、前回身の回りの世話や家事をしてくれた家政婦もいる。彼女はプエルトリコ料理をマスターした。「私の母はしょっちゅう訪ねてくるし、兄弟達や息子も来てくれるからね」。
リオスは月に2回はニューヨークに息子のギウリアーノを訪ねて行く予定だし、出来るだけ早くプエルトリコに戻ってくるつもりだ。
2001年にリオスは、彼が主役を演じた有名作家デリア・フィアージョのテレビドラマ『ウナ・ムチャチャ・ジャマーダ・ミラグロサ』の新バージョン撮影のためメキシコに戻る。まだヒロインは決まっていない。
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