登場人物紹介
ナタシャ・クラウス
シスター・スプリシオ役。
若くて美しいが、暗い過去を持つ女性。もっと若いとき、執拗なまでに自分の兄に恋してしまった。兄は並外れた美男子。その病んだ愛情は、青年を絶望の淵へと追いやり、感情から逃がれようとし自ら命を絶った。
その魂の浄化のため、スプリシオは修道女になり、修道院の門をくぐり宗教生活を始める。悲劇による苦悩にもかかわらず、スプリシオは、卑しく、男好き、野心たっぷり、というその本来の性格を見せていた。
人生最大の愛を失った今、宗教的義務を厳格に守り、修道院の最高位にたどり着くこうとする。潔癖と整頓を素晴らしい美点と考え、それに執着する。外見にはこだわって、修道衣には最大限の気を配り、その魂にある偽りの謙虚さを示すために、常にかすかすかに青ざめた顔色をしている。