登場人物紹介
アンドレア・モンテネグロ
マリア・ピア・デ・ラ・ベガ役。
アレハンドロ・デ・ラ・ベガの妹、ディエゴの叔母。かつてフェルナンド・サンチェス・モンカダと婚約していた。マリア・ピアは美しく、繊細でとてもスペイン人らしい顔立ちをしている。
その顔は、優しさと同時に情熱を映し出している。羨ましいほどのプロポーション、澄んだ瞳とふっくらとしたばら色の唇は、年齢を重ねても男性の激しい情熱―フェルナンド・サンチェス・デ・モンカダがそうであるように―を呼び覚ます。
修道院のシスターや家族の信頼と尊敬を受け継ぐ強い個性を持つ。実践的で効果のある解決策を見つける名人。簡単に感情に流されることはない。それは「義務」が「欲求」を凌ぐからだ。苦境にあって、彼女の微笑みは強く求められるため、その威力を発揮する。
黙ってじっと苦しみに耐える。自らの悲しみは空虚で他人の苦悩に比べ些細なものと思うため、自分個人の悲哀を分かち合うのを好まない。マリア・ピアは、エゴイズムとは無縁、見返りを期待せずに身を捧げるため生まれた。
心の清純な女性、けれど内心では彼女を苦悶させる情熱が沸き立つ―マリア・ピアが大変な努力をして抑制している情熱、それは甥の母を殺害した男性への愛。その男性は、フェルナンド・サンチェス・デ・モンカダ。